8月15日、韓国の与野党国会議員9人が竹島上陸を計画していることが判明しました。
昨日は電話による日韓外相会談が行われましたが、慰安婦に関する財団の事業内容の大筋合意がなされるとともに、岸田外相から7月25日に韓国の国政関係者の竹島上陸について話した翌日に、この始末です。
このような外交状態で、日本は韓国が発足させた元慰安婦支援のための「和解・癒やし財団」に、10億円を速やかに拠出できるのでしょうか?
我が国固有の領土・竹島への韓国国会議員の上陸は、絶対に認められない暴挙です。
韓国の国会議員など国政関係者の竹島上陸は、2013年8月を最後にここ3年間は行われておりませんでした。
ところが先月7月25日、日韓外相会談が行われているまさにその時、韓国の最大野党の前代表が竹島に上陸し警備隊を激励、島内視察をし、韓国当局の計らいで島に一泊したのです。
日本側はその情報が大臣以下幹部に伝わっておらず、外相会談で何ら抗議もできなかった事態となってしまったのです。外務省はこの事態を報道発表しなかったため、国内報道はほとんど無く、多くの国民にはその事実が伝わらず、世論も起きませんでした。
一番の危惧は日本の対応が韓国側に誤ったメッセージとして伝わることです。
すなわち「日本は韓国側の竹島上陸についてあまり問題としない。」とならないか。
私は超党派の日本の領土を守るために行動する議員連盟(領土議連)を開催し、日本側の情報収集・伝達体制を見直し、韓国に事態の誘発・再発がないよう強く申し入れるべきと政府に強く申し入れました。
官房長官と外務大臣に出した決議書と資料については、8月9日付けの私のFB記事をご覧ください
今回すでに外務省とも連絡を取り、韓国国会議員の竹島上陸をやめさせるよう対処に当たっておりますが、状況を広く日本国民の皆さまに知っていただきたく、以下に韓国側報道を翻訳したものを公開します。
■韓国与野党の議員団 15日の解放記念日に独島訪問
2016/08/12 19:19 <聯合ニュース>
【ソウル聯合ニュース】韓国の与野党の国会議員たちが15日、「光復節」(日本による植民地支配からの解放記念日)を迎え、独島を訪問する。
与党セヌリ党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)議員が中心となる「国会独島訪問団」には同党の6議員(羅氏含む)、最大野党・共に民主党」の2議員、国民の党の1議員が参加する。
羅氏は2015~16年、女性としては初めて国会外交統一委員会の委員長を務めた。
訪問団は午前に独島に到着する。独島警備隊を激励し、警備施設などを視察するほか、訪問客らと懇談する予定だ。
訪問団側は独島問題の目的について、「日本が独島の領有権を主張し続ける中、光復節を迎え、わが領土を守る意志を国民に伝えたい」と説明した。
kimchiboxs@yna.co.kr
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2016/08/12/0900000000AJP20160812005900882.HTML
※韓国語版は、8月12日19:00に掲載
■韓国与野党議員、竹島上陸を計画 15日に9人
2016/8/13 1:24 <日本経済新聞>
【ソウル=小倉健太郎】韓国与党セヌリ党の羅卿●(たまへんに爰、ナ・ギョンウォン)前国会外交 統一委員長ら与野党の議員9人が15日、島根県の竹島(韓国名・独島)上陸を計画している。羅議員の関係者が明らかにした。日本植民地からの解放記念日である「光復節」に合わせた行事を現地で開く。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO06023920T10C16A8EA2000/
■【「慰安婦」日韓合意】
財団の事業内容で大筋合意 慰安婦像撤去前提とせず 月内にも10億円拠出 日韓外相電話会談
2016/8/12 19:40更新 <産経新聞>
http://www.sankei.com/politics/photos/160812/plt1608120014-p1.html
韓国外相との電話会談について報道陣の質問に答える岸田外相=12日午後、外務省
岸田文雄外相は12日夕、韓国の尹炳世外相と電話で会談し、慰安婦問題に関する昨年12月の日韓合意に基づいて元慰安婦支援のため韓国で発足した「和解・癒やし財団」の事業内容について大筋で合意した。岸田氏は、韓国側に速やかに10億円を拠出するため必要な手続きを進める考えを伝えた。今月中にも拠出される見通しで、ソウルの日本大使館前の慰安婦像撤去を前提としなかった。
岸田氏は会談後、外務省で記者団に対し「韓国政府が今後も日韓合意を誠実に実施していくと改めてしっかり確認できた」と強調。10億円の使途については「財団が元慰安婦や家族のニーズを調査する。
具体的には医療や介護といった使途を想定している」と説明し、事業の詳細は事務レベルで詰めていくことを明らかにした。
財団が元慰安婦や遺族に「癒やし金」として現金支給することを検討していることに対し、岸田氏は昭和40年の日韓請求権協定を踏まえ「慰安婦問題に関する請求権の問題は法的に解決済みだ」と強調した。
また、日韓合意に含まれている慰安婦像の撤去に関しては「韓国政府としても日韓合意を誠実に実施していくと確信している。韓国側が適切に対応すると考えている」と述べ、今後も撤去を求める考えを示した。岸田氏は会談で、韓国最大野党「共に民主党」の文在寅前代表が7月に、韓国が不法占拠を続ける竹島(島根県隠岐の島町)に上陸したことも言及した。
http://www.sankei.com/politics/news/160812/plt1608120014-n1.html
■韓国国会外交統一委員会長、「韓国は『沈黙外交』を見直すべき」―中国メディア
2015/4/10 8:10 (2015/4/13 12:41更新) <フォーカス・アジア>
8日付の韓国紙・東亜日報によると、独島(日本名・竹島)の主権を主張し、歴史を歪曲する 日本政府の最近の動きを受け、韓国国会外交統一委員会のナ・ギョンウォン委員長が「これま での『沈黙外交』を見直す必要がある」との見解を示した。9日付で環球網が伝えた。
ナ委員長が同日主催した党政座談会での発言。日本の一連の「挑発行為」に言及した際、「韓 国はこれまで貫いてきた『沈黙外交』を見直す必要がある」と述べた。ナ氏は、「日本は 2005年以降、教科書検定に絡んで毎年、韓国に挑発してくる。韓国政府も非難声明を出し たり、日本の駐韓大使を呼んだりといった措置を講じてきたが、この10年、日本側の態度は ほとんど変わらない」と指摘。
その上で、「独島(竹島)を紛争地域にしてはならないという外交部の戦略はほぼ正しい。だが、日本は独島(竹島)問題における戦略や防御を全力で向上させている。われわれは現行の『沈黙外交』を見直す必要がある」との考えを示した。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20150410/Xinhua_14672.html
■与・野党議員、光復節迎え独島「団体訪問」・・・「領土守護意志」
送稿時間 | 2016/08/12 19:00 <聯合ニュース(韓国語)>
セヌリ党ナ・ギョンウォン議員率いる「国会独島訪問団」独島施設点検
(ソウル=聯合ニュース)ユ・ミナ記者 = 与・野党国会議員が来る15日光復節を迎え独島を訪問する。
セヌリ党ナ・ギョンウォン議員が率いる「国会独島訪問団」には同党のソン・イルジョン、カン・ヒョサン、キム・ソンテ、イ・ジョンミョン、ユン・ジョンピル、共に民主党のキム・ジョンミン、ファン・ヒ、国民の党チャン・ジョンスク議員などがともにする予定である。
4選のナ議員は 19代国会で憲政史上初の女性外交統一委員長をつとめたことがある。
訪問団はこの日午前独島に到着して独島警備隊を激励して施設を点検した後、光復節を迎え独島を探す独 島愛好運動本部、独島愛好会など市民団体を含んだ訪問者とも対話の時間を持つ計画である。
主催者側は 13日の通話で「日本の独島領有権主張が続くなか、光復節を迎え、私たち領土守護の意志を全 国民に知らせて、愛国心を鼓吹しようとする」と訪問の趣旨を明らかにした。
日本政府は今月初めに公開した防衛白書で 12年連続「独島は日本の領土」という一方的な主張を載せた。
http://img.yonhapnews.co.kr/etc/inner/KR/2016/08/12/AKR20160812181400001_01_i.jpg
minaryo@yna.co.kr
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2016/08/12/0200000000AKR20160812181400001.HTML?from=search