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第 28号 2004.10.18 発 行 |
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[ 芝川・綾瀬川の水質事情 ]私たちの暮らす街を流れる芝川や綾瀬川などの都市河川は、流域に山地がないため高低差が小さく、もともと水量が少ない上に都市化が急速に進み、水環境が著しく悪化しています。特に綾瀬川は、国土交通省が毎年実施している水質調査(BOD調査)において、15年連続ワースト1という記録を残しています。また、かつて江戸との舟運路として用いられ、良質な川砂が鋳物産業を支えてきた芝川も、県内水質ワースト10位内にランクされるなど、場所によっては魚の生息も不可能なほどの汚染された川となっています。治水・利水を優先させてきた従来の河川整備事業に加え、環境面での整備にも重点を置いて、水辺に生息する動植物や近隣住民に配慮し、うるおいや安らぎを感じられる川づくりの必要性を強く感じます。 [ 芝川・綾瀬川等浄化導水事業 ]今回ご紹介する「芝川・綾瀬川等浄化導水事業」と![]() 国道122号線の新荒川大橋付近で取水された荒川の水は、地下鉄・川口元郷駅からおよそ12kmの区間、地下鉄トンネルの下層を流れ、各駅舎内施設では管理システムによりモニターでの ![]() この導水事業は、建設コストの軽減や工期の短縮、工事による騒音など周辺環境への影響の低減を図るため、日本で初めて地下鉄と共同で整備が行われた画期的な試みです。総事業費は約300億円。全て国費が投入され、その予算獲得には、私も国会議員時代に多少の汗をかかせていただきました。 工事の着工には河川法上の問題もありましたが、それらもクリアし、施設は平成15年度に完成しました。現在は最終試験運転中であり、今年の冬頃より通常運転へ移行する予定となっています。皆さんも、今年の冬には、水量が増えキレイになった芝川や綾瀬川の姿をご覧いただけると思います。 [ 緑川・堅川への取り組み ]一方で、私たちの街には、まだ他にも環境を改善したい川が残されています。芝・前川・上青木地区を流れる緑川と堅川は、水質も悪く、冬は水量も減り、また夏になると発するその悪臭に周辺住民の皆さんも悩まされていることと思います。![]() 芝川のさいたま市境にある八丁橋下流にポンプ場を建設し、見沼用水から六ヶ村用水経由で緑川へ、さらに堅川へと導水するこの事業は、平成17年度に完成予定となっています。 [ 河川浄化のために私たちにできること ]![]() 食用油を流さない(油を凝固剤で固めてゴミとして出すなど)こと、洗剤を適正に使用すること、ゴミなどを投棄しないこと等、私たち一人ひとりが環境への意識を高めることが何より有効です。自分の住む街の川は自分達の手で守っていきたいものです。 水面に映る光、美しい川の流れが、私たちに「心の豊かさ」をもたらす源流となりますように。私も心から願って止みません。
![]() 昭和33年川口生まれ。明治大学卒業。 川口市役所で地方自治を経験し、市議を経て、 平成8年38歳で衆議院議員に。当選2回。 小泉内閣では総務大臣政務官(43歳)、 続いて国会対策副委員長、 外務大臣政務官(44歳)を歴任。 昨年11月の総選挙で惜敗。次をめざす46歳。 ☆ 新藤義孝後援会事務所 ☆ 〒332-0034 川口市並木 1-10-22 TEL 048-254-6000 FAX 048-254-5550 |
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