第39・40号
新年合併号
2005.01.01

平成17年の年頭にあたって − 私の抱負

皆様には健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。本年が皆様にとりまして輝かしい一年となりますようご祈念申し上げます。

昨年の春に創刊させていただいたこの「週刊新藤」も、お蔭様で年を越すことができました。皆様の温かいご理解に支えられて続けてこれましたことに厚くお礼申し上げます。本年もよろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。

私自身は平成15年11月9日の衆議院選挙で議席を失って以来、一年と二ヶ月が経過する中で、様々な経験をさせていただいております。日々の暮らしは、たくさんのスケジュールをこなしながら飛ぶように過ぎていきますが、逆境の一年は思いのほか長く、世間の冷たい風にさらされ、つらいことや悲しい目にあうことも少なからずあり、浪人の厳しさを身をもって感じております。

しかしながら、それ以上に改めて教えていただいているのが、人の情けや世の中の温かさといったことです。困ったときに助けてくれる人がいることや、仲間のいるありがたさということを改めてしみじみ味あわさせていただいております。

また、幼稚園の園長として子どもたちの教育に直接携われることは望外の喜びであり、子どもたちの素直で澄んだ目に囲まれると、疲れも吹き飛んでしまいます。可愛い子どもたちがまっすぐに伸び伸び育っていけるよう、明るく安心できる国をつくらなければいけないと、ますます思いを強めております。

私は、議席を失ったこの機会に、政治を志す者にとって大切なこと、皆様が今求めていることは何か、ということを徹底的に勉強させていただこうと思っております。

私たちの街に住む一人ひとりの声を聞き、暮らしを見つめていく活動を続けています。暮らしに関する要望を直接お伺いしたり、障害を持った方や犯罪被害者の方と接し、その窮状を打開するために、できることから具体的に対策も打たせていただきました。子どもたちの新しい医療体制についても勉強を始めました。街の防犯や治安といった問題にも、直に取り組ませていただき、地域の防犯意識向上を目指したわんわんパトロールも開始しました。さらに、ドッグラン建設に向けて働きかけたり、シネマコンプレックスを始めとする都市型政策の実践についてもご提案させていただいております。

この「週刊新藤」では、自らの政策提言に加え、皆様から頂戴したメールやたくさんのご意見も取り上げて参りました。皆様との距離を少しでも縮め、触れ合いと信頼の政治活動を続けていくためにも、今年はさらに、皆様の想いを反映させた紙面づくりに力を入れ、皆様と私をつなぐ連絡帳にさせていただきたいと願っております。

地域に根付いた活動を大切にしながら、また一方で片時も頭から離れないのが、国政における様々な問題や課題です。今もっとも国民の皆様が不安に感じている治安の問題、私たちの生活に直結する年金を始めとする社会保障制度や医療制度の改革、郵政民営化や道路公団改革などの行財政改革について追求して参ります。また、イラク自衛隊派遣問題、中国との経済・文化・領土的摩擦の解決、そして北朝鮮拉致問題の徹底解明など、私のライフワークのひとつである外交問題についても提言して参りたいと思います。

そして、私が国政に携わって以来の最大の関心事が、日本国憲法と教育基本法の改正についてです。現代の日本人に失われつつある、我が国の歴史・伝統・文化に根ざした、私たちのアイデンティテイを見いだすことのできるような明確なビジョンを、戦後60年を経た今こそ、皆様と意見を交わし、議論を深めて参りたいと思います。

私たちの街の一隅を見つめながら、国全体を見据え、グローバルな視点を忘れることなく、街のため、国のため、皆様の暮らしのため、精一杯走り続けて参る所存です。

どうぞこの一年もよろしくご厚誼賜りますようお願い申し上げます。



新 藤 義 孝


新藤義孝プロフィール

 昭和33年川口生まれ。明治大学卒業。
 川口市役所で地方自治を経験し、市議を経て、
 平成8年38歳で衆議院議員に。当選2回。

 小泉内閣では総務大臣政務官(43歳)、
 続いて国会対策副委員長、
 外務大臣政務官(44歳)を歴任。
 昨年11月の総選挙で惜敗。次をめざす46歳。


☆ 新藤義孝後援会事務所 ☆

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