11月7日、長州「正論」懇話会・第33回講演会にて「日本国憲法の改正を考える」と題し講演しました。(2020年11月07日)

 

11月7日、長州「正論」懇話会・第33回講演会にて、「日本国憲法の改正を考える」と題し講演しました。下関市民会館中ホールには、三密を避けつつ多くの方にお集まりいただきました。


本日の講演では、まず、憲法改正の条文イメージ(たたき台素案)である「自衛隊の明記」、「緊急事態条項」、「合区解消・地方公共団体」、「教育充実」という項目を掲げた理由と必要性を説明しました。


その後に憲法審査会審議の現状に触れ、集まることに一苦労だった与野党メンバーによる幹事懇談会が頻繁に開催されるようになっていることや、2年にわたり開かれなかった自由討議が累次開催されていることなど、一見何も進んでいないように見える審査会は、与野党幹事会メンバーの努力によって、憲法に関する論議と、手続き法である国民投票法の審議を進める土俵が整いつつある、ということをお話ししました。

とはいえ、様々な理由をつけて憲法審査会の開催に消極的な勢力が存在することも事実であります。審査会における論議を活発化させる一層の努力と工夫を行いつつ、憲法改正世論を盛り上げるための、国民理解の促進と啓蒙活動を拡大させていかなくてはならないことを訴えました。

今回の私の講演がその一助になることを願って止みません。


昭和30年11月の自民党立党の原点は、「日本の自主独立の完成」であり、政策綱領の最優先事項として「現行憲法の自主的改正」が謳われております。

日本を戦後の荒廃から復興・発展させてきた先人の想いを引き継ぎ、何としても憲法改正を果たすことは、次の世代に向けた今を生きる我々世代の責任ではないか、という私の想いを申し上げました。

とても熱心に聴いていただいた参加者に感謝申し上げると共に、お手配いただいた清原代表幹事をはじめ長州「正論」懇話会の関係皆さまには大変お世話になりました。