6月10日、『令和3年度 中曽根康弘会長を偲び、新しい憲法を制定する推進大会』を開催しました。故 中曽根康弘元総理を会長に設立された超党派の新憲法制定議員同盟が主催する伝統ある大会です。私は自由民主党の憲法改正推進本部事務総長として壇上より「大会決議」を提起いたしました。
※LIVE動画配信が、2021年6月24日(木)16:00までの2週間、アーカイブでご視聴いただけます。ご視聴は産経iDへの登録(無料) が必要です。ぜひご覧ください。
議員同盟は毎年、憲法記念日の時期に改憲推進を提唱する大会を開催していますが、令和元年11月に中曽根元総理が死去して以降、昨年度は新型コロナウイルスの影響で大会は中止。本年度は「無観客による、LIVE配信」開催となりました。
大会の第1部は、杏林大名誉教授の田久保忠衛先生と産経新聞社の熊坂隆光相談役による記念講演。
第2部では、菅義偉自民党総裁のビデオメッセージの後、名誉顧問の安倍晋三前総理から、中曽根元総理との貴重なエピソードや、生涯にわたり憲法改正をライフワークとされた先生の憲法改正への熱き想いについてお話しがありました。
自民党の衛藤征士郎憲法改正推進本部長、公明党の北側一雄憲法調査会長をはじめ野党の先生方や各界の代表からのご挨拶をいただき、最後に、私から憲法改正に向けた「大会決議」の提起を行い採択されました。
決議では、国民投票法改正案が衆議院で可決し、参議院の憲法審査会で昨日可決、明日の参議院本会議で成立する見通しとなったことを憲法改正に向けた大きな一歩と位置づけ、今後は、各党が憲法に関する考えを国民の前に明示し、憲法審査会という開かれた場で、具体案を作成するための議論を積み重ねることが最も重要である、と結びました。
司会進行を務められた柳本卓治新憲法制定議員同盟事務局長より、故 中曽根康弘元総理が遺された「戦後政治の総決算は、憲法改正にあり」との言葉をもって大会は閉幕いたしました。